ログインの前後でそのユーザーに通知しておくメッセージを表示させることができます。
ログイン前の通知には、/etc/issueを使用し、ログイン後の通知には、/etc/motdを使います。
● ログイン後に今日のお知らせ
ユーザーがログインした時にメッセージを通知するには、/etc/motdにその内容を記述しておきます。
$ vi /etc/motd |
=============================== test message : 2013/08/01 =============================== |
ログインすると
Last login: Thu Aug 1 12:56:10 2013 from 192.168.1.16 =============================== test message : 2013/08/01 =============================== [sakura@test001 ~]$ |
● ログイン前にシステム情報の表示
多くの場合、ログインプロンプトの前にディストリビューション名やバージョン、カーネルのバージョンなどを表示するようになっています。ここに、独自のメッセージを表示させることもできます。メッセージを表示するには、/etc/issueというファイルにメッセージを記述します。
telnetなどでリモートからアクセスした場合に、メッセージを表示するには、/etc/issue.netファイルに記述します。
ログイン中のユーザーに一斉にメッセージを通知する場合は、wallコマンドを使います。
# wall "Today system shut down at 21:00" |
すぐに、ログイン中のユーザーの端末画面にメッセージが表示されます。
shutdown コマンドにもメッセージを通知する機能があります。
「-k」オプションを使うと、実際にはシャットダウンせずに、メッセージだけを通知することができます。
# shutdown -k now "Today system shut down at 21:00" |
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